ブログ食堂—粗食編


当店のメインメニューは「土鍋ご飯」!
主食が主役のちょっと変わった食堂で、店主とお客の四方山話が今夜もひっそりと繰り広げられます。

2012年6月20日水曜日

エピローグ−閉店のお知らせと「学びサロン−『ルクニシンガ』」のご案内

  2009年にふと思い立って立ち上げたバーチャルな食堂、「ブログ食堂」。

 私の体、そして心や生き方までも劇的に変えた、フーズ・アンド・ヘルス 研究所 代表 幕内秀夫さんの考え方を広く伝えたくて、このブログを「開店」しました。(「プロローグ−開店するにあたって」参照)

 店の唯一の客(笑)である 16PK も、まさに、はじめはブログの通り栄養素主義に凝り固まっていてたのですが、これまたブログの通り、体調改善は勿論のこと、彼の考え方すらもみるみる変わっていきました。今では、私以上に口にする食べ物に気を使っているようです。

 その一方、ブログを続けていくために情報を入手し、整理していく中で、「私たちが(たとえ健康にいいと思って)口にする食べもの」が、単なる個人の食生活を超えた次元で、しかも、私たちの知らない間に、いかに経済や政治に左右されているものなのかを知り、そのあまりの甚大さに呆然としました。
「乳牛関係者は十分にわかっていたのであろうが、それを公表することによって日本人の健康が損なわれるよりも、会社の業績が低下することを恐れたのであろう」
と島田彰夫博士が「食とからだのエコロジー」で嘆かれているように、生きるための礎であるはずの「食」が、経済至上主義、あるいは政治上の考え方から販売・流通されている事実を次々に知ることになったのです。

 では、この事実にしなやかに対処するためにはどうすればいいのでしょうか。

 結論から言うと、事実を真っ正面からみつめ、その事実から私ができることを一つ一つ、丁寧に選んでいくしかないと思います。
それが、これからの「知性」と呼ばれるものであり、私たちが生きていくための武器となるものではないかと思います。

 だって、どこかの誰かエラい人が言うことを鵜呑みにして、実行して、それでカラダとココロが壊れても、誰も何の責任もとらないのですから。


__そんなことをぼんやり思っていたとき、東日本大震災を仙台で体験しました。

 あたかも自らの運命をも委ねたとばかりに、私たちがどっぷりと浸かっていた社会システム。頼もしかった社会構造は、実際、数分間であっけなく崩れてしまうほどもろかったのです。私たちは知ることができました。食品をはじめ、生きるためのモノやエネルギーのほとんどを物流システムに依存することの危うさ。さらに「原発」という嘘も「放射能」の見えない恐怖もまざまざと知りました。

 でも、この震災のお陰でこれからの生きる道を選択することができました。
これまでのサラリーマン生活を辞め、九州への移住を決意し、地域の中でシンプルに生きることにしたのです。

 そして、移住先である宮崎県串間市の美しい自然の中で、残された命、続いていく命、それぞれの時間を共有した、「ネット上での学びサロン」開始への準備を進めています。月10人限定で、知性でもって自身を変え、周りを変え、そして社会を変えていくための最初の一歩を一緒に踏み出していければと考えています。地方で豊かに自立した美しい暮らしをしていくための実践方法は勿論のこと、地方でのビジネス展開法、お金やカラダとココロの健康管理を美しく維持する生活習慣方法についても具体的に共有していきます。

 詳細について知りたい方は下記までご連絡ください。

日下 英子 (クサカ エイコ)
e-mail: mimata.e@gmail.com

 今後の展開については、website: ルクニシンガでも発信予定です。

 興味のある方、ゼヒ、遊びにきてください。


 「ブログ食堂」はひとまず閉店しますが、いつか、実際にお会いし、あなたと四方山話ができればこんなうれしいことはありません。

 最後に、これまでのご愛読、心から感謝します。パソコンの向こうのお客様に何度勇気づけられたことか計り知れません。本当にありがとうございました。

 mimaこと、日下 英子


2011年11月3日木曜日

シゴトって何?

16PK (客、以下16) どうも〜。

mima (店主、以下m) あらあら、いらっしゃい。本当にたまにしか来なくなったわね。

16 ごめんなさい。。。自分でご飯を作るようになってから、食材のこととかも考えるようになって、そうしたら、自分で作りたくなっちゃって…、「無肥料、無農薬の米」つくっちゃいました、(笑) 脱穀まではなんとかいったけど、その後のモミスリをどうしようか…とか色々あるんですけど、うまく玄米までできたら、女将さんにもお裾分けしますね!

m ありがと。いいね、そういう生活。生きるための食べものを作る。そのために汗を流す。もう、それだけで、色んなめんどくさい問題が解決できるような気がする。

  お、そうだ。ちょうど、おにぎりができたとこなんだ。どうぞ召し上がれ。

16 …。

m ??どした???

16 (おにぎりを口にほおばりながら)でもね、女将さん。今のワタシって、世間からは「マニアックな変わり者」として見られているような気がしてるんです。。

 現に、実家の家族からは「どうして仕事をやめたんだ??遊んでばかりいないで仕事しろ」と言われちゃってるし。。。自分たちで食べる米や作物をつくることは、彼らにとっては「遊び」なんですかね…。

 今年、米とか大豆とか野菜を作るために、むっちゃ肉体と頭脳を酷使したと思っているんですが。。。ごめんなさい…なんだか愚痴ってますね…。

 でも、「仕事」=「現金収入」という今の構図ってちょっと違うような気がしてならないんです。

2011年5月29日日曜日

お招き用お品書き「手巻き寿司」と「きなこ飴」

ひっさびさのお品書き投稿です。

なんと、今回は16PKが腕をふるって、女将の誕生日をお祝いしています。
さあ、16PKからお品について説明してもらいましょう。



手巻き寿司

今回すし飯には、あえて、もっちりした「たきたて」という品種を使いました。
と、いうか、ごめんなさい、それしかなかったんです…
玄米なのに、もちもち、冷めても、もちもち。
香りも豊かで、華やかなかんじに仕上がりました。

海苔は宮城県七ヶ浜産です。

そして、気になる「具」ですが、
今回は、鰹(刺身)と佃煮にしてみました。








 鰹のお刺身

今が旬の鰹は、とにかく、ウマい!

 鰹の下に見え隠れしているものは、無農薬キャベツの千切りです。

すりおろしたて生姜をのせ、そのまま醤油をつけて巻き巻きしていただきました。








  

小女子とおかかの佃煮

椎茸とかんぴょうの佃煮

右の写真では右が小女子、左がかんぴょうの佃煮です。

実は、今回初挑戦のお品でどっきどきでしたが、女将さんに好評のようでした。(よかった…)









汁物は、お麩とイタリアンパセリのお吸い物とシンプルにしました。



そして、食後は女将さんの出番です。




予め作っておいた「自家製きなこ」を使って、腹一杯のお腹にもやさしい「きなこ飴」を作りました。

材料はいたって、シンプル。

黒糖ときなこ。



 お腹いっぱいだったはずなのに、ぺろ〜〜んとたいらげてしまいました、笑。






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2011年5月21日土曜日

初!肉料理メニュー登場!!

16PK (客、以下16)  こんばんは〜。

mima (店主、以下m) お〜〜〜〜〜!!生きてたんだね〜〜!

16 はい、女将さんもご無事で何よりでした…。お店の方は大丈夫でしたか?

m うん、お皿とか少し割れてしまったけど、でも、この通り、大丈夫よ。

16 良かった…。当時、物流が全く途絶えてしまった上、車のガソリンも手に入らない状態だったのにもかかわらず、こうして生き延びることができたのは、女将さんのお陰なんですよ。

m ん?どういうこと??

16 女将さんから、ご飯とみそ汁と漬け物があれば、大丈夫ということを教わらなかったら、私、どうにかなってたのかもしれないですよ、ホント。あと、ちょっとした誇りも持てたし。

m と、いうと??

16 実は、私、あの災害時に一回もスーパーの列に並ばなかったんです。私には必要ないと思って、あのとき本当に必要な人たちに譲ったんです。

m すごいわ!もう、初めてこの店の暖簾をくぐったときの「へなちょこサラリーマン」とは別人ね!!

16 …。へなちょこ…って、また、失礼な…、笑。でも、ホント、自分でも、あ〜〜変わったな〜〜と思います。粗食するようになってから、妙に落ち着いて物事を考えられるようになったっていうのかな…。以前だと、車を運転してる途中、マナー違反する車に対して、ものすごくイライラとかしていたけれど、それも不思議となくなって、今は、「譲ること」が寧ろ自分にとっても、相手にとっても、そして、全体にとっても効率的に物事が働いて、結果的に交通渋滞とかなくなるんじゃないか…とか思えるようになったんです。

m 「タイプB」のいい男になったんだね〜〜、素敵な心がけだね。
(「タイプA」「タイプB」については「レンスウチョウ」を参照)

16 あ…あれ???ところで女将さん、今夜はなんか、この店には似つかわしくない臭いがただよっていますが…。

m ふふ!!お腹すいたでしょ。ほら、どうぞ、召し上がれ。


16 !!!?女将さん…どうしたんですか??? これ、肉料理じゃないですか??
以前、あんなに、「肉」を蹴散らかしていたのに…(「 不幸な肉を召し上がれ」参照)

m まぁまぁ、食べてみてよ。




16 あ…、はい…。

(ぱく…)

16 うわ!すっごく、煮込んでますね…。口に入れるとやわらかくほぐれていきます。うまいな〜〜。

でも、これ、何の肉ですか?

豚…にしては、脂身少ない感じだし…。


m 実は、これ、「イノシシ肉」なんだ。

16 !!!

m ご近所に「イノシシ猟」をしている方がいらして、その「おこぼれ」をいただいたのでした。

16 へ〜〜〜!!、初めていただきました。もっと臭いがきつくて、かたくて、まずい、っていう先入観があったんですけど、いや、これは、んまい!!

m でしょでしょ??しかも、いわゆる「自然」に成長しているから、変なホルモン剤も抗生物質も投与されてないし、それこそ、安心、安全よ、笑。

16 確かに…。でも…、そっか…、なるほど…。

m ん??

16 あ、いえ。ほら、うちの実家、農家だって前にお話ししたじゃないですか?

m うんうん、聞いた、聞いた。

16 実は、過疎化で里山が荒れてしまったせいで、山と人里の堺がなくなりつつあって、山からイノシシがおりて畑を荒らすようになったんですよ、特に最近の被害はひどいらしいんですが。

m うん、深刻な問題だよね…。

16 はい。でも、こうやって食べてしまえばいいかなと、笑。なんつったって、うまいし、笑。

m あはは!!!

そうね、スーパーに陳列された赤い固まりには、もはや、それが以前「生命」だったことは想像つきにくいけれど、こうして、命のつながりを感じながらお肉を少しいただくことはココロのご馳走にもなるし、私たちが「いただく」ことによって、農家さんの「にっくき敵」だったイノシシが「安全な食料」にもなりうるってことよね。

16 あ、私の尊敬する槌田先生もこう話していました。

ヨーロッパの人々は「人間は悪い動物だ」という。彼らは過去においては自国の環境を破壊し、近年では元植民地の環境を徹底的に破壊することで自国の環境を維持してきた。その結果が森林率に現れている。
(中略)
しかし、日本人は、人間を悪い動物だとは考えていない。自国の自然が今も豊かなので、別に環境をよくしなければならない理由はない。
 (中略)
日本の自然が豊かなのは、祖先の行動が自然の循環と適合していたからである。祖先は悪意もなければ、善意もなく、ただ自分たちの生活をよくしたいという欲望のまま行動したことがよい結果をもたらしたのである。

これを単なる偶然と考えるべきではない。

他の生物がやっていることと同じようなことを人間もする。

それがヒトとして「よい生活をする」ということであると気づけばよいのである。

つまり、草食動物が野原で食事をし、そこに糞尿をばらまくように、人間も自然から自然を得て、廃棄物をそのまま自然に還す。このことを基本とすればよいのである。

(『「地球生態学」で暮らそう』著:槌田敦 から抜粋)


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2010年2月21日日曜日

16PK、玄米食にハマる

16PK (客、以下16)  こんばんは〜。

mima (店主、以下m) お!生きてた!

16 …。そりゃ生きてますよ(笑)。

m ホント、久しぶりだね〜、元気だった?

16 はい。お陰さまで自炊生活も波に乗っていて、実は毎日土鍋で玄米ご飯を炊いていますよ。

m まあ!!!気づくと私の上をいっちゃってるわけ!?でも玄米ご飯って炊くの大変じゃない?

16 ふふふ!玄米ご飯、私、極めました。今度作り方教えます。思ったよりもすごく簡単で、めんどくさがりの私にもピッタリ。

m めんどくさがりの私にもピッタリ!!

16 …。またそうやって…。

m アハハハ!!で、どうどう?玄米生活??もしや、マクロビってるんじゃないの?

16 まさか!しかも、「マクロビってる」って日本語変ですよ(笑)。「粗食生活」=「マクロビオティック」なんかじゃないことなんて、女将さんの方が詳しいくせに。

m ごめん、ごめん(笑)で、どうなの、どうなの?玄米生活。

16 いや、それが、まず、おいしいんですよ、すごく!正直、実家でも「玄米なんて…」という雰囲気があって、「玄米=まずい、まずしい」と漠然と思っていたんです。でも、炊き方次第でふっくらとおいしくいただくことができるんですよ。あと…

m うんうん

16 …。これ、食事中に話しちゃってもいいですかね?「下ネタ」になっちゃいますが。

m え!なになに???

16 …。女将さん、そんなカウンターから身を乗り出さなくてもいいですから…(笑)なんと、今までとは比べ物にならないくらいに、「うん◯」が出るんですよ、しかも、ほぼ毎日。

m へ〜〜。今までのウンチはしょぼかったの?

16 しょぼいというか、まあ、普通のうん○だと思っていたんですよね。どちらかというと、コロコロ、ドスン、ドスンって感じかな。

m それって、水分も繊維質もなさげなウンチだね〜。色も赤っぽかったんじゃない?

16 そうそう!色も濃い感じでした。玄米を食べるようになってからは、色も薄い感じになってきてるんですよね。なんでしょう、「密度が薄まった」とでもいいますか…。

m それって、すごくいい表現だと思う。あと、「におい」はどう?

16 あ、それも大きな変化がありました。以前、女将さんもご承知の通り、私、「ヨーグルト500 g」を食べていたじゃないですか。その時は、実は、あまり臭いはなかったと思うんです。しかし、女将さんの言葉で、そういった「栄養素主義」的な食生活を改め、食卓から無駄な健康食、例えばヨーグルトも追放したんです。そしたら、一時すごく、「臭く」なったんですよ。

m 今まで大量のヨーグルトのみを体内に入れていたから、腸内にはヨーグルトからだけからの良性菌がいたわけね。いわゆる「体内モノカルチャー」だ。だから、ヨーグルトをやめたことによって、一時的に良性菌が壊滅状態に陥ったかも。

(続く)

2009年11月15日日曜日

秋のお品書き「秋刀魚の塩焼き」

お品書き投稿は すっかりご無沙汰になってしまいました。
料理していなかった訳ではないのですよ。
最近どうもカメラマンがサボり気味で…言い訳になってしまいますね。

秋といえば?
里芋、さつま芋、人参、ゴボウ、白菜 などの野菜たち。
そしてそして…秋刀魚(サンマ)、鮭など、旬の魚たちが おいしいですよね。
今回は、秋刀魚の登場です。

秋刀魚の塩焼き

作り方
1. 秋刀魚の頭とはらわたを取る
2. 秋刀魚に塩をふる
3. グリルで秋刀魚を焼く
完成。

大根おろしと食べると美味しいです。塩を降る事によって塩味がしみて、醤油無しで味わえました。


大根の葉の煮物
作り方
1. 大根の葉を洗い、食べやすい長さに切る
2. 油揚げを油抜きし、食べやすい長さに切る
3. ダシ汁を入れた鍋に材料を入れ、火にかける
4. 酒、醤油を加え材料が柔らかくなるまで煮る
完成。

普通は切って捨てられて売られている大根の葉。実は美味しい菜っ葉なのです。



長ネギと豆腐の味噌汁

作り方
1. 長ネギを好みの大きさ、切り方で切る
2. ダシをとった鍋にネギを入れ、煮る
3. 煮えたら火を止め、味噌を溶き入れる
4. 豆腐を切って加え、一煮立ちさせる
完成。





しめじご飯(五分つき米)

作り方
1. 米を洗い、浸水させる
2. しめじは石突きを切り落とし、手でほぐす
3. ご飯鍋に米と水を入れ、酒と塩少々を加える
4. しめじを上に載せ、炊き上げる
完成。

精米の浸水時間はだいたい30分あれば充分、15分でも大丈夫なようです。きのこご飯は他に、マイタケやシイタケが美味しいですよね。なぜ今回しめじで作ったかというと、単に在庫していたからです。
同様な作り方で、里芋ご飯も作ってみましたが、とっても美味しいです。料理酒大さじ1から2杯、塩小さじ1から2杯を加えて炊くだけです。
とっても簡単!


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2009年11月13日金曜日

シリーズ "痩せる食品" 劇場

16PK(客、以下16) こんばんは。

mi-ma(店主、以下m) いらっしゃい。自炊生活は続いてる?

16 はい。楽しくやってますよー。

m あらーっ!…数ヶ月前では考えられない事態だよ。最近はどんなのを作った?

16 えっとー…、土鍋を使った煮物が多くなっていますねー。作り方も味付けも単純で失敗が少ないし、美味しくできるんで。後片付けも炒め物とかグリル使ったやつよりも全然簡単だし、怠け者の私にはピッタリ!!

m 「怠け者の私にはピッタリ!!」

16 ………まね、しないで下さいヨ…。

m あはは。煮物は油とかそんなに使わないからねー。油は食材から出るくらいでしょう?

16 そうなんですよー。あ、気合い入れてこんなものを作った事もありますよ。『ゴボウの信田巻き煮』肉入ってない仕様です。
(写真参照)

m おお、これはこれは。美味しく出来たかな?

16 美味しかったです!結構、手間がかかりましたけど。学校給食でこんな感じのが出ていたので、思い出しながら作ったんですよ。油揚げを慎重に開いてゴボウとインゲンを巻くんですけど、その、油揚げを開くのが結構難しかったです。

m ほう。

16 そういえばこの前、とろろ昆布ダイエットなるものが登場したとの情報が入ってきました…。

m ゲッ!! 今度はとろろ昆布かぁ〜!!(笑)

16 今回もテレビの影響らしいですよ。どこかの博士が「とろろ昆布に含まれる○○という成分がカクカクシカジカで、それがホニャララの作用をし、太りにくくすると考えられる」という説を展開した模様です。

m 何だか、前にもどこかで聞いた事がある様な理論だねぇ。 で? その放送の翌日、例によって店先からとろろ昆布が消えたという事?

16 へぇ、お察しの通りでありんす、親分。とろろ昆布業者も荷出しが追いつかなくて、てんてこ舞いだそうで!

m おっ、そうか!でぇ?他に何が分かった?! ……っていうか、ここは江戸時代の番屋かよ!
しっかしまぁ…、次から次と現れては消えるねぇ。

16 書籍もいくつか出ている模様です。
いずれも今年(2009年)に発行されたものですね。

今回ネット検索して思ったんですけど、この手の『○○ダイエット』って情報の多さには驚きましたよぉー。

m うん、たしかに。 Googleでブログ検索をしてみるとさ、多い事多い事…。中には、ダイエット情報を中心に取り上げている人もいて、その人のブログは「○○ダイエット、さっそく試してみました〜!」ってノリなんだよ。えーっと、ちなみに、「とろろ昆布ダイエット」でのブログ検索結果は… (ただいま、ググリ中) おっ、 18,399 件ヒット!

16 裏返してみれば、そんな人達は それだけダイエットの失敗を繰り返してきたという事でしょうか(笑) だって…そんなに次から次と新しい『画期的』なダイエット方法が出てきては消えてゆくって事は、そのダイエット法がちっとも続けられていないという事でしょう?? 全員って訳ではないのでしょうけど。本屋でも健康関連のコーナーではこの類いの文字が踊っていますよ!

m 今の世の中、単純に何かの食品を習慣的に食べるだけで痩せるとか、誰にでも出来る様な易しい体操を続けるだけで痩せるといった、ラクして痩せる方法の本が売れるって事なのかねぇー。

16 そんなウマい話が…

m あたしはね、ほぼ毎日「スロー・トレーニング」を続けているんだー。キツいよ〜。

16 スロートレーニング?

m そう。筋トレの一つよ。最初はキツくて、ノルマをこなすのがやっとだったけどさぁ〜最近は楽にできる様になったよ。筋力、ついてきたって事かな。

16 きっと そうですよ! もっと負荷を上げてやると良いと思います。筋肉をつけて、基礎代謝アップですね。 あ、この前テレビでは「ベリーダンス」をやってました。アレも見ていてキツそうな運動ですけど、確かに痩せる効果が有りそうですね。

m そうだねー、消費エネルギーアップね。

肥満の原因は単純に、食べ過ぎってこと。消費エネルギーに対して摂取エネルギーが高すぎる事が原因だからね…「○○ダイエット」に飛びついてしまう人はそれを次から次へと試す前に、自身の生活習慣を見直す事から始めた方が良いと思うんだけどなぁ……。

ところで前回はさ、良い話が出来たと思うんだけど、今日もその話の続きをしようか。

16 と、おっしゃいますと?

m マクロビオティックへの素朴な疑問から、「食生活の多様性」という、結構大きな話題に持っていったでしょう?

16 ああ、はい……あっ、いけねー、もうこんな時間! おかみさん、ご免なさい! 続きはまたの機会に〜〜!

m ちょ、ちょっとー!! こら!

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う〜む、典型的な「栄養素主義」だった16PKの考え方がガラリと変わりつつあるようです。この続きを読みたい方は 上のバナーをクリックしていただけると、うれしいです。