実は、あんまりにも「ごはん」が身近にありすぎて今まで深く考えたことがなかった。
っていうか、美味しい!ってあんまり感じたことがなかったように思う。
白いご飯は、全然味もしないし、ちょっとでも炊飯器の中に放っておくと、嫌な匂いがたちこめていたから、できるだけ濃い味付けの「おかず」と一緒にかきこんで、そして、飲み込んでいた。
給食の時にでた「米飯」なんて最悪で、べっちょり、ねとねとしていて、正直、人間の食べる代物ではなかった、ように思う。
子供心に、「子供を馬鹿にしている」って思っていた。
何より、「ごはん」と「牛乳」の組み合わせがあり得なかった。
だから、ついつい、舌に美味しくてオシャレな「パン」や「パスタ」や「ハンバーガー」に手が伸びていた。
そんなこんなで、私の中で、「ごはん」が消えていった。
「減反政策」も、「米の消費量がとうもろこしの輸入量よりも減っていくこと」も、心のどこかで、「だってしょうがないよね」と思っていた。
だけれど。
それは、単に、というか、アンラッキーなことに、「おいしいごはん」を食べてなかっただけ、ということを数年前に知った。
ごはんを美味しく炊くと、本当に、本当に、ごはんだけでも美味しくいただくことができる。
おかずなんてなくても、みそ汁とおしんこだけで、本当に何杯もおかわりできてしまう。
「美味しいごはん」の作り方については、近いうちに紹介しようと思います。
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